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文部科学省科学技術振興調整費による生活者ニーズ対応研究
[研究項目]
高齢者における生活機能の維持・増進と社会参加を促進するための地域システムに関する研究
- 高齢者の体力・運動機能の評価と生活機能推進策の具体化
- 高齢者における体力・運動機能低下機構の解明
- 骨代謝に関する研究
運動機能とその支持母体である骨および骨代謝は、相互に影響を及ぼしており、高齢化により、体力・運動能力が低下するとともに骨量(骨密度)も低します。この骨量の低下は、転倒時などの骨折率を高め、かつ寝たきりの高齢者を増加させる原因につながりますので、高齢者の骨量の維持は重要な課題です。
骨量は骨形成と骨吸収のバランスに依存し、そのバランスには、内分泌系、骨代謝ホルモン、ビタミンなど、さまざまな因子が関係しており、運動によって、これらのさまざまな因子に影響を与えていることが、近年明らかになっています。これらの因子による骨量への影響の第一ステップが、因子自身またはそれを合成する遺伝子の発現です。しかしながら、運動刺激による骨代謝関連遺伝子の発現については、まだ十分には明らかにされてはいません。そこで運動刺激が先ず骨代謝に関係する遺伝子発現の変化として捉らえられると推測し、発現量(発現パターン)が変動する遺伝子を指標に、高齢者の運動による生活機能増進効果の評価及び体力・運動能力低下のメカニズムを遺伝子レベルで明らかにすることを研究の目標としています。


