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SINE (short interspersed repetitive element)

レトロポゾンの一種。
300bp程度の短い塩基配列を単位とした散在性の反復配列です。
ほ乳類のゲノム中には多数のコピーが存在しており、良く知られているものとしてヒトのAlu 配列があります。
一般的にSINEはtRNAに似た領域を持っており、このことからSINEはtRNAに 由来してできていると考えられていますが、これには上記のAluのような例外もいくつか見ら れます。

LINEの場合には内部に逆転写酵素をコードしており、それを使って転移することが できますが、不思議なことにSINEの内部には転移に必要な酵素などは全くコードされていません。

では、SINEがどのようにして転移を起こし、現在のような莫大なコピー数を持つに至ったので しょうか。

私たちは、この問題に深く関係する論文を発表し、その中で、LINEに コードされている逆転写酵素が同じゲノムに存在するSINEの転移に転用されている可能性を示 しました。
LINEの場合、逆転写酵素はLINE RNAの3'末端配列を認識し、逆転写反応によって 転移させます。
私たちは様々なSINEと LINEの塩基配列を比較した結果、両者の3'末端配列に 共通部分が見られることがわかりました(図参照)。
このことから、LINEの逆転写酵素は自身のmRNAの 3'末端配列だけではなく、SINEの3'末端配列も認識しているという可能性が考えられるのです (下図参照)。

すなわちSINEはLINEの逆転写酵素を借用して転移しているため、SINE自身は逆転写酵素をコード する必要はないということになります。
私たちは現在、実験を通じてこの仮説を証明すること を目指しています。


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