シーラカンスの保護法について

シーラカンスは国際的に保護された生物であり,取扱が厳しく制限されています。
ここでは,シーラカンスの研究を行う際に注意すべき諸法律について解説します。

「ワシントン条約」

正式名称は「絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約」
(Convention on International Trade in Endangered Species of Wild Fauna and Flora)

頭文字を取ってCITES(サイテス)とも呼ばれます。
国をまたいだ生物の移動に関し制限を設けます。
シーラカンスは附属書I種に指定されています。

※ CITES事務局
※ 経済産業省解説ページ
※ 外務省解説ページ

シーラカンスは商業取引が原則禁止されており,研究・教育目的のみ輸入が許可されています。
また,国際的な共同研究を行う際,サンプルの国外持ち出しに関しては経済産業省の許可が必要です。

「種の保存法」

正式名称は「絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律」

希少生物の国内での移動に監視制限を設けます
「ワシントン条約」附属書I種で指定された生物が対象に含まれるため,シーラカンスも対象となります。

※ 環境省解説ページ

国内研究機関と共同研究を行う,または展示・教育目的で貸出しを行う場合,環境省への報告が必要です。

タンザニアにおけるシーラカンス保護政策

我々の研究成果により,タンザニア北部のシーラカンスは固有の繁殖集団である事が示されました。
この研究結果を受け,タンガ(タンザニア北部)にシーラカンス海洋公園(Coelacanth Marine Park)が開設されました。

※ タンザニア・マリンパーク
※ シーラカンス保護区建設計画(pdf)